韓経:【取材手帳】韓国バッテリー業界、中国の意地悪を乗り越えなければ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.22 11:13
LG化学・サムスンSDIなどが20日、中国政府の電気自動車バッテリーの第4次認証から脱落した。昨年11月から4回にわたり中国企業56社が規範条件認証を受けたが、GM・BMW・ベンツなどにバッテリーを納品中の企業などが落ちた。昨年10月に中国工場を完工して本格事業に進出しようとしていたこれらの企業にとっては大きな危機が迫った。
今年1月にこれらの主力品である三元系バッテリーが電気バスの補助金対象から除外された問題もまだ解決されていない。2014年に「バッテリー崛起」を宣言した中国政府は、乱立する自国業界を整理して競争力を高める一方でLGやサムスンを規制して自国企業が大きくなる時間を稼ごうとする下心だろう。規制で自国企業が成長する時間を稼ぐための中国の常連手段だ。グーグルが2010年「インターネットの検閲規制を受け入れなかった」という理由で中国から退出した後、バイドゥ・ヨウク(Youku)など中国企業が成長したのが代表的だ。