２０２５年までに全国がくもの巣のような鉄道網で連結され、主要都市間の移動時間が２時間台に短縮される。ソウル－首都圏の出退勤時間も３０分以内になる。

国土交通部が１７日に発表した「国家鉄道網構築計画案」によると、高速鉄道（時速３００キロ以上）が湖南（ホナム）線の光州（クァンジュ）－木浦（モクポ、２段階）と京釜（キョンブ）線の平沢（ピョンテク）－五松（オソン）区間に敷設され、全国主要都市が２時間台で結ばれる。鉄道が古い江原道（カンウォンド）と中部内陸、南海岸には高速化鉄道が敷かれ、全国が列車生活圏でつながる。

鉄道網の構築が完了すれば、ソウル－江陵（カンヌン）の移動時間（列車利用）が現在の５時間１２分から１時間７分に短縮される。釜山（プサン）－光州は６時間６分から２時間２０分に、釜山－江陵は７時間１９分から２時間３０分と短くなる。鉄道で移動しにくかった提川（チェチョン）・栄州（ヨンジュ）など中部内陸も２時間台で結ばれる。現在列車路線がない江原道北部にも鉄道が新設され、ソウル－束草（ソクチョ）間を１時間３０分台で行くことができる。

ソウル都心と首都圏の主要地域は３０分以内の移動が可能になる。仁川松島（ソンド）－ソウル清涼里（チョンリャンリ）、一山（イルサン）－ソウル三成（サムソン）駅、議政府（ウィジョンブ）－衿井（クムジョン）を結ぶ首都圏広域急行鉄道（ＧＴＸ）が建設され、地下鉄一山線は坡州（パジュ）、雲井（ウンジョン）まで延びる。

国土部は高速鉄道で恩恵を受ける人口の比率（総人口に対する停車地域人口）が現在の５１％から８５％（２０２５年）に増えるとみている。しかし鉄道の構築に必要な７０兆ウォン（約６兆円）の財源の確保が課題だ。国土部は国費４３兆ウォン、地方費３兆ウォン、公企業および民間資本の誘致などで２４兆ウォンを調達する計画だ。ソウルのある私立大教授は「経済がよくないため民間投資家を探すのは容易でないだろう」と述べた。