<金正恩党委員長時代>常務委員会、新しい枠が完成…トップ3からトップ5体制に拡大
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.10 11:36
北朝鮮権力の核心である労働党政治局常務委員会の新しい枠が完成した。9日の朝鮮中央テレビによると、労働党第7回大会4日目の9日、従来の3人体制から5人体制に拡大された。政治局常務委員は北朝鮮のすべての対内外政策や人事などを掌握する高位職責。従来の常務委員3人は金正恩(キム・ジョンウン)のほか、権力序列2位の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、3位の黄炳瑞(ファン・ビョンソ)人民軍総政治局長だった。ここに朴奉珠(パク・ボンジュ)首相(序列4位)、崔竜海(チェ・ヨンヘ)党書記(5位)が加わった。
国家安保戦略研究院のイ・スソク統一戦略研究室長は「常務委員を増やしたのは、それだけ金正恩体制が安定していることを誇示し、掌握力をさらに強めようとするカード」とし「エリート幹部に対し、自分を信じて忠誠を尽くせば見返りがあるというメッセージも込められたとみられる」と分析した。