中国の北朝鮮飲食店従業員13人が集団亡命
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.09 09:37
中国の地方都市にある北朝鮮飲食店で働いていた北朝鮮従業員13人が集団で脱出し、韓国に入国した。統一部の鄭俊熙(チョン・ジュンヒ)報道官は8日、政府ソウル庁舎で記者会見し、「亡命した人は男性支配人1人と女性従業員12人で、昨日(7日)国内に入ってきた」とし「その間、1、2人が個別に亡命した事例はあるが、同じ飲食店で働く従業員が一斉に入国したのは初めて」と述べた。
鄭報道官は「国際社会が北への制裁を強力に履行していて、海外にある北の飲食店が大きな打撃を受けている」とし「無理な上納要求などで相当な負担を感じたという(一部の脱北者の)言及があった」と説明した。続いて「脱北者らは韓国のテレビドラマ、インターネットなどを通じて我々の実状と北の体制宣伝の虚構性を知り、脱北を決心した」と伝えた。鄭報道官は「慣例上、脱出経路を明らかにするのは難しい」とし「第3国との外交摩擦などが懸念されるため」と説明した。