テスラシンドローム、韓国自動車業界は緊張の中で注視(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.05 10:11
テスラの韓国上陸をめぐりアップルがiPhoneを武器に当時大勢だったフィーチャーフォン業界を強打した2007年の「デジャブ」という分析が出ている。iPhone発売当時、ノキアやソニーはもちろん、サムスン、LG、パンテックのような伝統的な携帯電話メーカーはフィーチャーフォン成功神話にしがみつきスマートフォン競争で遅れを取った。韓国の自動車業界が「テスラ症候群」をiPhone発売時のような衝撃として受け止めないなら電気自動車競争で押されかねないという指摘が出る理由だ。
韓国の自動車業界は過度に敏感に反応することではないという立場だ。現代自動車関係者は「携帯電話メーカーが無防備にやられたiPhone症候群の時とは違い、いま自動車業界はそれぞれ電気自動車開発の真っ最中だ。韓国のように電気自動車インフラをしっかりと備えられない状況ではテスラも苦戦するだろう」と話した。
ルノーサムスン関係者は「テスラはiPhoneのように世の中になかった車を作ったのではない。すでにブランドごとに相当な技術力を持っており、また技術が急速に上向き平準化している。ただテスラというブランドパワーが加わった現象」と分析した。