ソウル大、ノーベル賞級学者を招聘したが…正規講義「ゼロ」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.05 08:00
「ノーベル賞受賞者を迎えるといって大々的に始めたが、今はその意味が色あせてしまっている。1年のうち韓国にいる期間は2カ月余りにすぎず、講義も引き受けず、学生はもちろん教授とも会うことがほとんどない」。
ソウル大が2012年から始めた「ノーベル賞級大学者招聘事業」について、ソウル大自然科学大学のある教授は3日、このように話した。ノーベル賞受賞者というタイトルを借りてくるだけで、研究環境づくりなど長期的な細かい計画が不足し、成果を出すことができず、対外広報用事業になっているという意味だ。一部の教授は「莫大な予算を投入してノーベル賞受賞者を招聘しておきながら事実上放置している」と指摘する。