中国・インドを押さえ韓国の発電技術が南太平洋を先取り
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.04 09:33
韓国の発電業界が南太平洋市場進出の橋頭堡を確保した。駐フィジー韓国大使館は3日、「再生可能エネルギー原料であるバイオマスを利用した発電専門会社ジムコとGSパワー、大宇証券などが参加した特定目的会社(SPC)がフィジー電力公社から25年間の民資発電事業権を獲得した。フィジーのナンボウ地域に1万2000キロワット級発電所を建設中だ」と明らかにした。フィジー全体の電力量8万7000キロワットの7%に相当する供給能力を備えた発電所は来年初めに完工する。
キム・ソンイン駐フィジー大使は、「発電所が完工すれば今後25年間フィジー電力公社
に毎年6000万キロワット時以上の電力を売り3500億ウォン(約340億円)以上の売り上げを得られる。中国とインドが政府レベルで力を注いできたフィジーの電力市場を韓国企業が先取りしたという点で意味が大きい」と説明した。