【コラム】セウォル号教訓忘れた韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.03.28 15:31
「韓国で生活しながら不便なことはないですか?」という質問をしばしば受ける。私の答は常にこうだ。「ありません。話をしてみると受け入れてくれる融通性があって良いです」。
だが1つ非常に残念なことがある。交通規則を無視する人が多いという点だ。セウォル号事故が起きた時、私は赴任2年目の特派員だった。当時韓国メディアは「ルールを守ろう」と大々的なキャンペーンを行い、私は多くの期待をかけた。しかし大邱(テグ)地下鉄事故や聖水(ソンス)大橋崩壊事故などを見てきた歴代のソウル駐在日本人特派員が「韓国社会はいつも変わらない」と話したことがあるが今見ると、その言葉は正しいようだ。