【噴水台】慰安婦被害者追悼施設、真珠湾に答えある
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.18 07:41
米国ハワイの人口140万人のうち約23%が日系という。観光客のうち日本人が占める比率も高いため、日本語だけを話しても生活に大きな支障はないという冗談も出てくるほどだ。そのようなハワイでも日本語がほとんど聞こえないところがある。「真珠湾歴史区域」だ。1941年12月7日に日本が敢行した真珠湾攻撃で米軍2386人が戦死し、18隻の艦船が沈没した現場だ。このうち1177人の戦死者を出して沈没して最悪の被害を受けた戦艦「アリゾナ」は、引き揚げ過程の危険性のために海に沈んだまま記念館の一部になった。
興味深いのはアリゾナ記念館の隣の博物館だ。戦争の惨状を伝えると同時に「日本の視点(View from Japan)」というコーナーを設置している。全体博物館の約20%に該当する比率で日本が真珠湾攻撃を計画した背景を扱った。1941年当時に米国が日本に石油の輸出を中断したのが日本を刺激したという内容だ。博物館の関係者は「米国の一方的な主張だけを反映するのではなく、歴史的な客観性を高めるため」と説明した。