【社説】北朝鮮の政府要人ハッキング、警戒心を持って対処を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.09 16:42
北朝鮮が数十人の韓国政府要人のスマートフォンをハッキングし、2000万人が使用する公認認証書セキュリティー会社の内部ネットワークを一時掌握したと、国家情報院が発表した。北朝鮮のサイバー攻撃が深刻になっていることを懸念せざるを得ない状況だ。
国家情報院は昨日、崔鍾一(チェ・ジョンイル)第3次長の主宰で国務調整室と未来創造科学部・国防部など14部処の局長級が出席した中、緊急国家サイバー安全対策会議を開いた。国家情報院は、北朝鮮が先月末から3月初めにかけて政府要人のスマートフォンを悪性コードの文字メッセージで攻撃した後、ハッキングされたスマートフォンから文字メッセージや音声通話内容など奪ったことを確認した、と述べた。続いて、感染スマートフォンを通じて他の政府要人の電話番号が追加で流出し、2次被害が懸念されると伝えた。また、セキュリティー会社の内部ネットワークが一時掌握され、国内の多数の金融機関にネットバンキング用セキュリティーソフトウェアを納品する会社の電子認証書(コード署名)も北朝鮮に奪われたという説明だ。