「韓国、米中対立構図を変えるゲームチェンジャーになるべき」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.11 08:14
「韓国は米国と中国の対立構図を変化させるゲームチェンジャーにならなければいけない」。
マルティ・ナタレガワ元インドネシア外相は9日、ソウル中区のホテル新羅でインタビューに応じ、「米国・中国と親しい韓国は両強大国を和解に導く懸け橋の役割をすることができる」と強調した。また「南シナ海事態などで韓国が米・中間に挟まれてどちらか一方に肩入れすることができないジレンマに陥ったという分析があるが、見方を変えれば韓国は両国をともに引き込むことができる有利な立場にある」とし「韓国が米・中に対して受動的になる場合、『クジラの間に挟まれたエビ』の状況だが、両国が和解するよう積極的に行動する時、韓国の位置づけはそれだけ高まり、国際的な影響力も拡大するだろう」と述べた。
ナタレガワ前外相は9、10日にホテル新羅で開催された「Jグローバル-チャタムハウスフォーラム2015」に出席するために訪韓した。ナタレガワ前外相は2009-2014年にインドネシア外相を務め、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国間の武力使用拒否と葛藤の平和的解決原則を盛り込んだバリ宣言3に寄与した。ナタレガワ前外相は2013年、20カ国・地域(G20)加盟国のうち中堅国(middle power)のメキシコ・インドネシア・韓国・タイ・豪州5カ国で構成されたMIKTAの創設に中心的な役割をした。英ケンブリッジ大で哲学修士、豪州国立大で哲学博士学位を取得した。以下は一問一答。