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韓国はイルカ輸出国?(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.08 11:10
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しかしセティの輸出に対しては議論が多いです。環境団体、動物保護団体は「韓国がイルカの迂回輸出国という非難を受けかねない」とします。どういう話かというとこういうことです。野生で捕獲したイルカを買い入れるのを禁止している欧州ですが、野生で捕獲されたイルカが第三国の施設を経て入ってくることは止めません。日本で捕まえたイルカを巨済シーワールドが輸入して欧州や各国の水族館などに送るのは何の問題がないという話です。巨済シーワールドが日本のイルカ迂回輸出の中間基地として活用されかねないという声です。

今回のトルコへの輸出もまた、こうした形の迂回輸出ではないかと環境団体はみています。調べてみればトルコは欧州の他の国々と違い野生で捕獲したイルカの輸入を禁止していません。それでもこうしたイルカを連れてくるのはリスク負担があります。あまりに欧州の観光客が多く訪れる所なのでイメージが悪くなりかねません。そのため「欧州の先進国基準で見ても手続きに何の問題なくイルカを持ってきた」という印象を植え付けようと日本で野生捕獲した後に韓国を経由して持ってくる方式を選んだというのが環境団体の考えです。巨済シーワールドのオーナーがこのトルコの水族館の株式も持っているというのがこうした分析が出てくるよう刺激した側面もあります。

 
これに対し巨済シーワールドは「絶対ない」と言います。「迂回輸出をするには最小1年、最大2年以上も巨済シーワールドに置いただろうか。また迂回輸出が目的だったら1頭当たり5000万ウォンをかけて2500万ウォンで売るはずはない。巨済シーワールドの運営が厳しくなりやむを得ず下した決定だ」。

実際に本音がどうであれ、ひとつは明らかです。韓国はイルカを輸出する国になりました。輸出大国になるのはうれしいが、イルカまで輸出することはそれほどうれしく聞こえるだけではありません。


韓国はイルカ輸出国?(1)

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