<干からびる韓半島>(上)4大河川を活用するべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.28 16:31
李明博(イ・ミョンバク)政権は22兆2000億ウォン(約2兆3000億円)の予算を投入し、4大河川に16カ所の堤防を建設し、貯水池の堰堤も高めた。これを通じて確保した水資源は計11億6600万立方メートル。もちろんこの水をすべて干害の解消に使えるわけではない。底が見えるまですべての水を使用することはできない。昨年12月に首相室傘下4大河川調査評価委員会が出した報告書によると、干害の中で活用できる4大河川の水は最小3億9870万立方メートル、最大6億4890万立方メートルほどだ。
それでも干害の解消には大きく役に立つ。しかし実際に活用できる水は確保された水の11%程度である1億3200万立方メートルにすぎないのが現実だ。水を確保しておいた地域と水が不足する地域が離れているが、これを連結する後続事業が政争のため止まっているからだ。4大河川事業が終わった時、支流・支流整備など後続事業が必要だという提案があったが、4大河川事業を運河建設の整地作業と見なした野党の反対で実現しなかった。