世界1・2位のビール会社が合併?…ABインベブ「SABミラー買収を希望」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.18 17:19
ビール業界の恐竜が誕生するのか。ビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)が2位のSABミラーに買収を提案したと、フィナンシャルタイムズ(FT)が17日(現地時間)報じた。買収希望価格は伝えられていないが、FTによると、過去にABインベブがSABミラー買収に動いた当時に提示した価格は1220億ドルだった。
ABインベブとSABミラーは世界ビール市場の二大山脈だ。ベルギーとブラジルの合弁企業ABインベブは2014年を基準に世界ビール市場でシェア20.8%。ABインベブは2008年に米国のアンホイザー・ブッシュを520億ドルで、2013年にメキシコ最大手グルポ・モデロを210億ドルで買収し、規模を拡大した。ABインベブは韓国OBビール株も100%保有している。バドワイザー、コロナ、ステラなどがABインベブの主なビールブランドだ。ミラーとペローニなどを生産する英SABミラーの世界市場シェアは9.7%。
両社が合併すれば、世界ビール市場シェア30.5%、時価総額2750億ドルの巨大ビール企業が誕生する。全世界で販売されるビール3本に1本を合併企業が生産するということだ。格付け機関フィッチは「両社が合併すればグローバルプレーヤーになる」とし「3位のオランダのハイネケン(9.1%)、4位のデンマークのカールスバーグ(6.1%)と大きな差が生じる」と分析した。