【コラム】中国の現実主義外交、何で対抗すべきか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.07 10:49
経済で立ち上がった国だ。米国に続く世界第2位の経済大国「G2」が中国の成績表だ。彼らは3日、北京戦勝節閲兵式を通じて「崛起」リストに軍事項目を新しく追加した。筋力は強く見えた。独自開発の新武器が大挙公開され、米国本土を威嚇する戦略ミサイルも登場した。驚くほどの武器を公開した習近平国家主席は平和を叫んだ。「戦略武器と平和」、中国の外交はどこに向かっているのだろうか。
2008年の米国発金融危機は中国外交の流れを変えた。動力はやはり経済だった。危機後しばらくして中国は世界の経済成長の半分を作り出した。「ワォー」、中国人は歓呼した。北京オリンピックを通じて芽生えた民族主義が精一杯ふくらんだ。『ノー(NO)と言える中国』『中国は不愉快だ(中国不高興)』など、米国とも一度正面対決してみる必要があるというような本も多数出版された。その情緒が対外政策に反映されたのが、まさに力を土台にした現実主義外交だ。