韓国国会で10日から国政監査、対象機関は過去最多
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.09.06 11:45
第19代国会で最後となる国政監査が10日から始まる。国会運営委員会をはじめとする15の常任委員会がこの日午前から政府主要機関に対する監査に入る。今回の国政監査は秋夕(チュソク)連休を含んだ24日から30日まで1週間中断され、来月1~8日に2次監査へと続く。国会事務局によると今回の国政監査の対象となった被検査機関は700カ所を超える見通しだ。過去最多だった昨年の672カ所を大きく上回ることになる。週末を除く16日間の監査期間に1日平均44カ所、常任委員会当たり1日3カ所の機関を監査しなければならず、「ずさんな監査」「表面だけの監査」という批判が再現される可能性も大きくなっている。
与党セヌリ党はひとまず徹底した検証をすることにした。キム・ヨンナム院内報道官は5日、「与党だからと無条件で政府の肩を持ったり手心を加えたりはしない」とし、政策と予算執行の適切性を徹底的に検証すると述べた。新政治民主連合は朴槿恵(パク・クネ)政権の実情に対する責任を徹底的に追及し来年の総選挙の機先を制する構えだ。イ・チュンソク院内首席副代表は「国政失敗に対する責任を問い具体的な代案を提示して野党の存在感を示せる国政監査になるようにしたい」と明らかにした。