【社説】習近平は韓中会談で具体的な対北朝鮮対策出すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.02 13:23
今日、中国北京で韓中首脳会談が開かれる。朴槿恵(パク・クネ)大統領が習近平中国国家主席と首脳会談を行うのは今回までで6回にもなる。どの友好国首脳よりも多く会った。特に中国の抗日戦争勝利70周年記念式出席をめぐる議論の中で、容易ではなく実現した首脳会談だ。両首脳が会談後、別途に昼食会合まで行う予定なので米国・日本など国際社会も会談の結果を鋭意注視している。
今回の会談では、北朝鮮の核問題を集中議論するという。極めて当然の議題設定だ。北核を含めた対北朝鮮問題で中国の役割が多大だということは韓国政府や米国、日本はもちろん当事者の中国まで誰もが認めるところだ。しかも中国の対北朝鮮のスタンスが依然として曖昧な状況だ。最近の北の地雷挑発、砲撃挑発に対する対応もそうだった。中国は一歩遅れて、それも北を直接指し示さずに「いかなる緊張造成行為にも反対する」という形で距離をおいた声明を出した。中国が南北接触の成功に「建設的な役割」を果たしたという声が出ているが、どんな役割をどこまで果たしたのかは五里霧中だ。中国はいつまでも北をひたすらにかばっていてはいけない。