【社説】輸出韓国がこうなった理由は何か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.03 14:44
輸出が7月も後退した。輸出額は前年同月比3.3%減少し、7カ月連続でマイナスとなった。半導体と鉄鋼を除いて自動車・石油化学・機械など主力品目の輸出が中国・米国・ASEANなど主要市場で振るわなかったからだ。特に一日の平均輸出額は18億6000万ドルに減り、2013年7月(18億3000万ドル)以来2年ぶりの最低水準となった。輸出量は6月に続いて2カ月連続で増加したが、船舶の輸出額が一時的に57%も急増した点を考えると大きな意味はない。むしろ輸出単価の急落で短期間内の輸出回復は難しいという観測が多い。さらに輸入額が輸出額より大幅に減り、今年の貿易規模は5年ぶりに1兆ドルを割るという悲観的な見方が出ている。
もちろん輸出不振は韓国だけではない。今年1-5月、世界10大輸出国の輸出がすべて減少し、うち日本、ドイツ、フランス、英国、イタリア、オランダなどの輸出減少率は韓国より大きかった。こうした点を考えると善戦したという産業通商資源部の主張も間違っていない。WTOの統計を見ると、同じ期間、世界の輸出規模は11.3%、貿易規模は12.6%も減少している。