<インタビュー>ハーバード大教授「東アジアを徹底しなければ『米国の世紀』終わる」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.03 14:55
米国が沈む星なら中国は浮かぶ星だ。まだ「米国の世紀」は持続しているが、いつかは米国も光を失うだろう。「米国の世紀」はいつ幕を下ろすのだろうか。果たして中国は米国に続いて自分たちの世紀を開けるのだろうか。理論と実務を兼ね備えた米国最高の国際政治専門家の一人、ジョセフ・ナイ・ハーバード大特別功労教授(78)がこの問題を分析した。米国の世紀は今後数十年間は続くだろうが、「中国の世紀」に続くかはまだ不確かだというのがナイ教授の結論だ。巨大な質問に対するナイ教授の悩みと探索が込められた著書が最近出版された。『米国の世紀は終わったのか(Is the American Century Over?)』だ。韓国語版の出版に合わせて先月24日、ナイ教授にメールでインタビューした。
--米国の世紀はフランクリン・ルーズベルト大統領が第2次世界大戦への参戦を決めた1941年に始まったというのがあなたの見解だ。しかし著書(『米国の世紀は終わったのか』)で指摘したように、冷戦中に米国はソ連のため半分だけヘゲモニーを行使した。なら、ソ連の崩壊で冷戦が終わった91年に米国の世紀が始まったと見るのが妥当でないのか。