【コラム】韓国と米中衝突時代の開幕(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.19 09:13
中国と米国が東アジアで衝突するという合唱の声が、ますます大きくなっている。ハーバード大学のグレアム・エリソン教授はかつて「トゥキディデスの罠(Thucydidean Trap)」という表現で、台頭する強国と現状維持を追求する従来の強国間の必然的な衝突を警告した。またロバート・ブラックウィルとアシュレー・テリスが最近作成した米国外交協会(CFR)の報告書は、経済制裁が含まれた中国に対する新封鎖政策を主張した。米国大統領選挙の政局では、中国の威嚇が米国内の政治談論の核心テーマに浮上するかもしれない。
米国と中国の間の緊張は果たしてどの程度まで悪化する可能性があるだろうか。この質問にうまく答えられる行事が来週、開かれる。米中の戦略経済対話(S&ED)のために両国の高官らがワシントンに集まる。S&EDは、習近平中国国家主席の9月訪米を準備する枠組みを設定するだろう。今のところは多数の米国人が中国をライバルではなくパートナーとみている。また中国メディアとは別に習近平主席は反米的な捜査を避けている。