【コラム】韓国文化が韓国企業の最大資産だ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.08 11:23
不幸にも外国人社員は自分たちが働いている会社の歴史や文化に対してほとんど知っていることがない。会社が追求する価値と目標を紹介する英文文献を見れば翻訳が粗いだけでなく内容が陳腐だ。会社の哲学と価値、ビジョンを詩的で優雅で力のある英語の文章で表現した文献を作らなければならない。それでこそ社員にインスピレーションを与え彼らを変化させることができる。だが、文献自体が会社を変化させるのではない。会社の核心価値を毎日毎日会社で経験できなければならない。外国人採用には年俸よりも核心価値がもっと重要だ。
企業文化はその構成員にとって彼らが伝統の一部だと感じさせなければならない。すべての人を包容し未来を提示する伝統だ。製品は人々の暮らしを改善するのが目標だ だが、製品の下地にはより良い社会に向けたビジョンが敷かれていなければならない。会社の全社員は未来を作る作業に自身が参加しているという親密な感情を感じられなければならない。
以前は、韓国文化は韓国人がもっと熱心に働かせる手段として活用した。より良い国を作るためには韓国民族が韓国文化を通じ団結しなければならなかった。そのようなアプローチ法は効果的だった。だが、状況は変わった。世界化と多文化環境の中で韓国文化は普遍的価値とグローバル協力の土台にならなければならない。