安倍首相、ホロコースト博物館で「日本のシンドラー」の善行だけ強調
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.29 09:04
ハーバード大での講演で旧日本軍の慰安婦被害者に謝罪しなかった日本の安倍晋三首相が、翌日の27日(現地時間)、ワシントンのホロコースト記念博物館を訪れた。この日午後5時40分ごろ、日章旗と星条旗がをひるがえる安倍首相一行の車が警察サイドカーの案内でホロコースト博物館に次々と入っていった。
ナチスドイツの犠牲となったユダヤ人を追悼するこの博物館で、安倍首相は礼儀を見せた。AFP通信によると、安倍首相は「厳粛な気持ちになった」と述べた。安倍首相は博物館内の「追悼の部屋」で犠牲者を追悼するためにろうそくに火をつけた。安倍首相の隣で一緒に黙祷したのは「日本のシンドラー」と呼ばれた杉原千畝によりナチス治下から脱出したレオ・メラメド氏だった。杉原は第2次世界大戦当時、リトアニア駐在日本領事代理であり、ユダヤ人2000人に入国査証(ビザ)を出した人物だ。