日中会談に注力の安倍首相、総務相に「靖国参拝先送りを」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.23 10:31
22日晩に首脳会談を終えた中国の習近平国家主席と日本の安倍晋三首相の表情はともに明るかった。習主席は「ニーハオ」とあいさつする日本の女性記者に笑顔で手を振る余裕を見せた。昨年11月の険しい表情とは全く違った。記者会見で「大変、有意義な首脳会談だった」と強調する安倍首相の顔はやや興奮しているように見えた。
この日の首脳会談は綿密に準備された。歴史認識に対するお互いの主張を論じるものの、相手の立場に配慮するよう調整された。習主席としては中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の信用度向上のために日本の参加を誘導しようという立場だ。反腐敗運動で確固たる政権基盤を固めた習主席としては、この時点に強硬な対日路線をあえて示す必要がなかった。訪米を目前にした安倍首相としても「日本は中国と円満な関係を維持しようとしている」というメッセージを米国に示す必要があった。お互いの利害が一致した会談だったということだ。