주요 기사 바로가기

【BOOK】村上春樹と対談したクラシックの巨匠「私にとって音楽とは…」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.18 14:38
0
『小澤征爾さんと、音楽について話をする』

小澤征爾・村上春樹著 クォン・ヨンジュ訳

 
出版:ピチェ、364ページ

価格:1万4000ウォン(約1500円)

小澤征爾氏(80)は世界的な指揮者だ。米国ボストン交響楽団音楽監督として1973~2002年29年間過ごし、2002~2010年ウィーン国立歌劇場音楽監督として活躍した。それ以前はヘルベルト・フォン・カラヤン氏に師事し、レナード・バーンスタイン氏の下でニューヨーク・フィルハーモニック副指揮者として4年間過ごした。そのような彼に人気小説家の村上春樹(66)が何回も会って音楽談義を交わした。

村上氏はクラシックからジャズまで幅広いジャンルのレコード数多く収集して楽しんでいる音楽愛好家としても有名だ。村上氏の鋭い質問に小澤氏は少しずつ言葉を紡ぎ、彼本来の姿を見せる。火花散る真剣勝負を見ているかのような気になる。村上氏が鋭い刃物なら、小沢は強い突破力を持つ槍だ。2人の代表的なやり取りを見てみよう。

▶小澤氏=たとえ言葉がろくにできなくても、外国でオーケストラに自分の意思を、自分のやりたいことをしっかり伝えられたのは、やはりそれだけの指揮の技術ができていたからですよね。

▶村上氏=でもそのためにはまず、自分が何をどういう風にやりたいのかということを、はっきり心に定める必要がありますよね。小説で言えば、文体ももちろん大事だけど、それ以前に、『どうしてもこれが書きたい』ということが強く心の中になくてはならない。日本の音楽家には、と十把一絡げにするといけないんだろうけど、高い技術はあっても、技法として破綻のない、平均点の高い音楽を演奏できても、明確な世界観がこっちに伝わってこないというケースが少なくないような気がします。

▶小澤氏=そういうのをやり始めると、音楽そのものの意味が失われてしまいます。本当に下手をすると、エレベーター音楽になってしまう。エレベーターに乗ったらどこからともなく流れてくる音楽。

人生の知恵をぎゅっと圧縮して伝えてくれているような感じだ。なにも高尚な議論だけがあるわけではない。2人はグスタフ・マーラー交響曲第1番第3楽章を聞きながらこういう対話をしている。

▲村上氏=マーラー1番のフィナーレで7人のホルン奏者が全員立ち上がりますよね。ああいうのも楽譜にちゃんと指示があるわけですか?

▲小澤氏=そうです。全員で楽器を持って立ち上がれって楽譜に書いてあります。

▲村上氏=あれって、音響的に何か効果があるんですかね?

▲小澤氏=うーん(と考える)、まあ、楽器の位置が高くなって、音の違いがいくらかあるんじゃないでしょうかね。

▲村上氏=デモンストレーションかと思っていたんですが。

小澤氏に訊ねたいことの一つが「東洋人が西洋で西洋音楽をしながらどうやってそのような位置まで上っていけたのか」だ。小澤氏は、高校・大学時代に学校オーケストラを指揮して豊富な実戦経験があったという点、師匠である齋藤氏の下で基礎をみっちり学んだ点を挙げる。大家の返事としてはあっさりしすぎているだろうか? だが、そのような強固な基礎が小澤征爾という建築物を築けた土台だったと話す。

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0

    포토뷰어

    【BOOK】村上春樹と対談したクラシックの巨匠「私にとって音楽とは…」

    2015.02.18 14:38
    뉴스 메뉴 보기
    本『小澤征爾さんと、音楽について話をする』
    TOP