習近平「大韓民国は主権国家」…朴槿恵大統領にTHAAD拒否要請
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.06 09:28
中国の習近平国家主席が昨年7月、韓中首脳会談で朴槿恵(パク・クネ)大統領に主権国家論理を引き合いに出しTHAAD(高高度防衛ミサイル)の韓半島(朝鮮半島)配備に否定的な立場を伝達したと5日、国防消息筋が伝えた。この消息筋は「当時、習近平主席は『駐韓米軍を保護するという理由で米国が韓国にTHAADを配備する場合、韓国は主権国家として当然の権利を行使し、反対の意志を表明してほしい』という趣旨で朴大統領に直接協力を要請した」と話した。
習近平主席の訪韓前の昨年6月3日、カーティス・スカパロッティ駐韓米軍司令官が韓国国防研究院(KIDA)での講演で「THAADの韓国展開を本国(米国防総省)に要請した」と明らかにした。それだけに習近平主席が韓中首脳会談で中国政府の懸念を公式に伝えたということだ。国防消息筋は「中国の常万全国防相が今月4日に開かれた韓中国防長官会談でTHAADの韓半島配備に懸念を表明したのは昨年の習近平主席の発言の延長線上にあるもの」と話した。