失踪の韓国人、PCにイスラム国の写真…第三の人物がシリアに連れて行く(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.19 10:45
Aさんは現地調査で、「食事をしていたら突然いなくなった。2日間1人で探し歩いた」と陳述しているという。だが、少年がAさんとともに泊まったホテルの関係者は18日、韓国メディアとのインタビューで「少年が消えてからAさんは3日間に午前中に30分程度外出しただけでずっと部屋にいた。警察に通報しろというアドバイスを拒否し、2日後の12日にトルコの韓国大使館に連絡した」と話した。また、「少年は10日朝に白いマスクをしてバックパックを持ってホテルから出て行った。非常に不安に見えた」と話した。第三の人物については、「Aさんがハッサンがだれなのか尋ね、『少年が消える前にハッサンと通話したのを聞いた。少年がハッサンに会いに行ったのだろう』と話した」と伝えた。だが、Aさんは17日に帰国して以来調査に応じずにいる。捜査関係者は、「まだ調査の日取りも決まっていない。告訴や告発がない状況で強制する手段がない」ともどかしそうに話した。
15日に息子の失踪を警察に届け出た少年の両親もAさんに対しては言葉を控えている。警察によると少年の母親は調査で、「英語が上手でトルコへの旅行経験があるという紹介を受け同行を依頼した」と話したという。トルコでの現地調査も進展がない状態だ。少年が会おうとしたというハッサンや防犯カメラに写っていた人物の身元も確認されていない。15日に息子を探すためトルコに向かった少年の父親も特別な情報を得られないまま18日に帰国した。