韓流グループＪＹＪのキム・ジュンス（２８）が、投資先の済州道（チェジュド）トスカーナホテルの建設会社２社から詐欺容疑で訴えられた。キム・ジュンスはこのホテルの建設に２８５億ウォン（約３１億円）を投資した。

ソウル江南（カンナム）警察署によると、西帰浦市江汀洞（ソギポシ・カンジョンドン）のトスカーナホテル建設に参加した建設会社Ａ、Ｂ社は先月１２日、済州東部警察署にキム・ジュンスを詐欺容疑で告訴した。２０１３年から昨年まで行われたホテルの建設に参加した同２社は、告訴状でキム・ジュンスが借用証を書いて施設資金を借りたまま返済しなかったと主張している。訴状を受け付けた済州東部警察署は、告訴人調査を終えたあと該当事件を先月２３日に江南警察署に通知した。

同２社は昨年１１月、済州地方裁判所にキム・ジュンスを相手取り貸与金支給命令申請を提出したこともある。済州地方裁判所は建設会社の貸与金支給命令申請を受け入れてキム・ジュンスに対してＡ社に３０億３０００万ウォン余り、Ｂ社に１８億７０００余万ウォンずつ合計４９億ウォン余りの貸与金を支給するよう命じた。裁判所は建設会社がキム・ジュンスを相手に起こした不動産仮差押さえ申請も受け入れた。建設会社が仮差押さえた財産には、済州西帰浦市江汀洞にあるキム・ジュンス所有のホテルなど不動産が含まれた。

キム・ジュンス側は「借用証は書いたがただの会計処理のための資料で、実際に返さなければならないお金ではない」とし「逆に建設会社が工事費を水増しして資材費を着服した」と反論した。江南署の関係者は「まだキム・ジュンスの召喚調査は行われていない。調査日程を調整している」と話した。