北の対南担当書記「誰も反対できないことから始めよう」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.25 16:22
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の親書には特別な内容はなかった。しかし南北関係の改善を必要とするという金養建(キム・ヤンゴン)北朝鮮労働党統一戦線部長兼対南書記のメッセージは十分に考慮する必要がある。対北朝鮮ビラ問題を口実に北朝鮮が高官級会談を拒否したことで、南北当局間の対話はもつれ、突破口を開けないまま1年を送っているからだ。
24日、金正恩は故金大中(キム・デジュン)元大統領の夫人・李姫鎬(イ・ヒホ)氏と玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)現代グループ会長に対し、それぞれ午前11時と午後2時に親書を伝えた。17日の金正日(キム・ジョンイル)総書記の3周忌に弔花を送ったことに対する感謝の表明だ。李姫鎬氏に送った2ページの書簡で、金正恩は李氏側が弔花と弔文を送ったことに謝意を表し、「民族の統一念願を成し遂げるために今後も積極的に努力する」と強調した。玄貞恩会長に送った親書にも似た内容が書かれていて、「現代の事業に成果があることを願う」という程度が追加されたという。