朴大統領に国は個人より重要、「命賭ける」という表現もはばからず(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.11.30 12:38
官僚や政治家、あるいは軍人・警察に対する考えも朴大統領は確固としている。セヌリ党の李漢久(イ・ハング)議員は、「朴大統領は議員・公務員が率先垂範しなければならないという考えが強い。警察・軍人・消防隊員を『国のために犠牲になる人たち』と考え、それに対する国の配慮も重視する。(大統領候補時代に)関連政策を作らなければならないという思いも強かった」と伝えた。
官僚が腐敗し国民を害するセウォル号事故はさらに容認できなかった。事故後、「国家改造論」を掲げたのは側近には当然の手順だった。「朴大統領の政治人生そのものが国家改造に向かった旅程だった。通貨危機後に政界入りを決心し、2002年に離党してまで政治改革を試み、大統領選挙の際には経済民主化を語り、最近の規制改革、統一大チャンス論を主張したり各種FTAで対外開放を試みるのもすべて国家改造の一環だ。『父親が立て直した国なのに崩れるのを見ていることはできない』ということだ」。(匿名の最側近A議員)