農楽、17番目の人類無形文化遺産に…文化財強国なった韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.28 08:44
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オ・ユンが1985年木版画で描写した農楽の興趣。
韓国の農楽がユネスコ人類無形遺産(Intangible Cultural Heritage of Humanity)に登録された。17日(以下、日本時間)、仏パリで開かれた第9次ユネスコ無形文化遺産委員会は韓国が申請した農楽を人類無形遺産に登録した。これで韓国は宗廟(チョンミョ)祭礼楽からキムジャン(キムチの漬け込み)文化までの16件に続き農楽が17件目として登録されたことに伴い、人類無形遺産を多く保有した「無形文化財強国」になった。
無形文化遺産委員会は農楽が韓国人の日常生活にさまざまな文化要素を含みつつ深く浸透している点を高く評価したと、フランス現地の任敦姫(イム・ドンヒ)文化財庁無形文化財分科委員長(70)は伝えた。▼村民の安寧を願う儀礼▼労働の場ではトゥレ(協力組織)▼共同基金を募るときはパフォーマンス▼歌・踊り・音楽が融合した演劇▼パングッ(巫女舞)・サムルノリなど舞台再創造化▼村農楽隊の個性化▼伝統社会から現代社会に伝承された適応--などが登録理由に選ばれた。共同体に根をおろした農楽のさまざまな性格が韓国社会にはっきりとしたアイデンティティを提供しているとの評価を受けた。