韓国で初めて海の上を横切る全羅南道麗水（チョンラナムド・ヨス）の海上ケーブルカーが早ければ来月初旬に開通する。国立公園の梧桐島（オドンド）と多島海（タドヘ）の風景を一度に楽しめる体験型ランドマークだ。

麗水フォーマ（株）は２５日、「麗水世界博覧会場と梧桐島近隣海上をつなぐ海上ケーブルカーが昨年３月の着工後１年８カ月で運行に入る」と発表した。

韓国初の海上ケーブルカーは、梧桐島後方の紫山（ジャサン）公園でから突山（トルサン）公園まで１．５キロ区間を結んでいる。３２０億ウォン（約３４億円）が投入された完全民間資本事業で、５人用と８人用キャビン（客室）５０台が設置された。

全体キャビンのうち１０台は海の景観を楽しめるよう足元の底の部分が透明な「クリスタルキャビン」として作られた。クリスタルキャビンは５人用で一般キャビンは８人用だ。

ケーブルカーは梧桐島近海から遠く南海の海まで見渡すことのできる海上眺望権を備えている。麗水都心と突山を結ぶ突山大橋と亀甲船（コブクソン）大橋などを１００メートル上空から鑑賞することができる。出発点の紫山公園は日の出には峰が紫色に染まることで有名だ。