「最高尊厳だけは」…国際「人権圧迫」に非常事態の北朝鮮(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.18 09:58
北朝鮮の人権問題に対する国連と国際社会の批判がとりわけ強硬だ。9月に第69回国連総会でイシューとして提起されて盛り上がった。外交消息筋は17日「アフリカなどの人権問題を扱う時は、国連小委員会に書記官級の実務者が来るが、北朝鮮人権がテーブルに上がると各国の大使が駆け付ける」と明かした。先週、実態調査のため韓国を訪れたマルズキ・ダルスマン国連北朝鮮人権特別報告官は「北朝鮮の最高指導者が広範囲な北朝鮮内人権侵害に事実上、直接的な責任がある」と強調した。明確に指摘して話してはいないが、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を狙ったものだ。
状況が尋常でなくなると平壌(ピョンヤン)の動きが気ぜわしくなっている。最近、北朝鮮外務省のイ・フンシク国際機構局長をダルスマン報告官の専門担当大使に任命した。9月には姜錫柱(カン・ソクチュ)副首相をEU(欧州連合)に派遣し、李洙ヨン(リ・スヨン)外相を15年ぶりに国連総会に送ったりもした。朝鮮人権研究協会という機構を前面に出して「人権報告書」を対外に宣伝もした。だが本来の住民らには人権報告書を公開していないままだ。