法律を鼻で笑う“iPhone6ショック”=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.03 11:15
2日午前1時30分、ソウル・華陽洞(ファヤンドン)のある携帯電話販売店の前に数十人が列を作った。先月31日に韓国で発売されたアップルの新製品「iPhone6」を移動通信会社が公示した販売価格より40万~50万ウォン安く購入するためだ。同じ時間にソウル・江南(カンナム)、舎堂(サダン)、弥阿(ミア)一帯の携帯電話販売店でも消費者が長蛇の列を作った。前日インターネットの携帯電話コミュニティを中心に「iPhoneを10万ウォン台で買える」という話が広がったのだ。前日までは合法な補助金をすべて受けても50万~60万ウォン出さなければ買えなかった。
端末器流通構造改善法が施行されて1カ月で違法補助金大乱が再現された。1日午後10時からこの日午前まで約12時間にわたり販売店を中心にスポット(一時的)で補助金が出された。1カ月にわたり息をひそめていた市場がアップル初の大画面スマートフォンであるiPhone6を契機に動き始めたのだ。iPhone6(16G、出庫価格78万9800ウォン)はこの日明け方に実購入価格が10万ウォン台まで落ちた。違法な補助金を40万~50万ウォンほど得ることで可能な価格だ。一部消費者は18カ月後にiPhoneを返却する条件で補助金の一部を現金で受け取るペイバックの恩恵を受けたりもした。