【時視各角】サムスンがアップルに勝てない理由は(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.03 08:23
サムスン電子が挟み撃ちにされている。一方では中国のシャオミ(小米)とファーウェイ(華為)の勢いが強い。すでに世界の中低価格スマートフォン市場はレッドオーシャンとなった。ならプレミアムフォンでアップルを越えなければならないが、現実は逆だ。7-9月期のサムスン電子の営業利益は半減したのに対し、アップルは前年同期比11%増加した。端末流通構造改善法(端通法)の後遺症までが重なり、iPhone6が韓国でも飛ぶように売れ、アップルの株価は過去最高の108ドルまで上がった。ウォールストリートジャーナルは「サムスンが第2のアップルになる可能性は薄れた」と警告した。
サムスンが好調だった昨年秋、欧州市場でiPhoneの顧客を奪い取るために攻撃的なマーケティングをした。しかしばらまいた補助金に比べ、結果は良くなかった。「iPhone使用者はiPod時代からダウンロードした曲・動画など有料コンテンツが平均80万ウォン(約8万円)分にもなっている。これを捨ててギャラクシーに乗り換える理由はなかった」。サムスンの関係者は「この時、なんとなくアップルは我々とは違う会社だと感じた」と語った。