規制にしばられて開催の有無が不透明になっていた韓流イベント「Ｃ－フェスティバル」が来年４月、ソウル三成洞（サムソンドン）で開かれる。これまでは建物の外にアイドルのファンクラブの垂れ幕ひとつ出せなかった規制のために困難を強いられていたが、中央日報などの報道後、韓国政府がＭＩＣＥ（企業会議およびインセンティブ観光・コンベンション・展示産業）産業育成のために規制改革に乗り出した中でのことだ。

貿易協会は来年４月、ＣＯＥＸでグローバルＭＩＣＥ祭典の「Ｃ－フェスティバル」を開催すると２１日明らかにした。フェスティバルでは韓日中露４カ国の文化交流展、技術博覧会、ビジネス相談会、医療分野の大型会議などが同時に開かれる。祭典の期間中、外国人３０万人など計３００万人の観覧客が訪問する見通しだ。

当初、貿易協会とＣＯＥＸ・ＳＭエンターテインメントなどで構成された「Ｃ－フェスティバル組織委員会（旧貿易センターＭＩＣＥクラスター委員会）」は１週間、韓国を広報するイベントを準備しようとしたが、規制のために実行が困難に陥った。少女時代の練習場面をオープンスタジオで一般公開しようとしたが、商業目的の電光掲示板を屋外に出すことができないという規制にひっかかり、芸術作品を展示するメディアファサードもやはり「日没後は１時間あたり１０分間だけ演出可能」というソウル市の決定に行き詰まった。

だが青瓦台（チョンワデ、大統領府）で開かれた貿易投資振興会議、規制改革長官会議で関連規制を緩和することになって推進が急速に進んだ。三成洞、貿易センター一帯は今年の下半期中に観光特区に指定され、飲食品の販売などに関する規制が緩和される。