米国内で初の感染患者…WHO「中国もエボラ射程圏内」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.14 09:13
米ボストンの生物社会技術システムモデル研究所(MoBS)が世界の1日の航空運送乗客情報に基づいて予測したデータによると、今月24日までに英国でエボラ患者が発生する確率は50%、フランスは75%だった。世界保健機関(WHO)は今月中に欧州はもちろん、中国とインドまでエボラが拡散すると予測した。そうなると中国と大量の人的交流がある韓国は自動的に「射程圏内」に入ると言える。
状況がこうであるにもかかわらず、先進国の検疫システムはあまりにも粗末であることが明らかになっている。今回確診判定を受けた米国看護師は感染経路さえ把握されないでいる。ダンカンさんの治療当時、ガウンや手袋・マスク・保護メガネなど防疫装備をすべて着用したが感染を避けることができなかった。CDC側は腎臓透析や人工呼吸中に看護師がダンカンさんの体液と接触した可能性があると推測するのみだ。スペインでエボラによって死亡した看護師も患者を治療した手袋をはめたまま自身の顔に触れたことが伝えられた。米国看護師連合が調査した結果、85%の看護師がエボラ患者治療に関する教育をまともに受けることができなかった状態だ。