メダル拒否で議論になったライシュラム・サリタ・デビ（インド）が謝罪の意思を伝えた。

先月３０日、女子ライト６０キロ級（５７～６０キロ）準決勝でインドのライシュラム・サリタ・デビ（３２）がパク・ジンア（２５、保寧市庁）に判定負けした後、怒りを抑えることができなかった。デビは翌日の授賞式で銅メダルを首にかけた後、パク・ジンアに再び渡す突発的な行動で不満を表した。

スポーツ精神から外れる行動だとして、国際ボクシング協会はデビ選手の行動についての懲戒委員会を開くと明らかにした。仁川（インチョン）アジア競技大会組織委員会もやはり遺憾の意を表明した。議論が大きくなるとデビ選手は結局、反省のメッセージを伝えた。彼は物議をかもしたことについて「後悔しており、謝罪する」として「再びこのようなことが起きないようにする」とウ・チングォ国際ボクシング協会会長に書簡を送ったと伝えられた。インドのアディル・スマリワルラ選手団長もやはりウ・チングォ会長に今回の事態が「偶発的な行動だった」として自国選手の物議について謝罪の意を伝えた。

一方、国際ボクシング協会のデビッド・フランシス技術役員は遺憾の意を伝えて「アジアオリンピック評議会に今回の事件について回付する」として「今後、ほかのすべてのスポーツ選手たちもフェアプレイとオリンピック精神に反するような行動をしないようにすべきだ」と強調した。