強いドルに弱い円…韓国中小企業の80%が「対策ない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.30 08:42
家電部品を作る京畿道軍浦市(キョンギド・クンポシ)のM電子。日本に毎月3億円相当の部品を輸出するが社長の悩みは深い。円が大きく下がっているからだ。為替相場変動分を一部でも販売価格に反映する以外にこれといった対策がない。それすらも取り引きの慣例上限界がある。社長は「為替相場が100円=950ウォンを割り込めばむしろ損失を出しながら輸出しなければならない。ようやく確保した日本市場なのに放棄しなければならないかも知れない状況だ」と吐露した。
仁川(インチョン)の南洞(ナムドン)工業団地にある特殊鋼メーカーのYシステムの状況も同様だ。欧州の会社と主に取り引きしているが輸出代金で年間3000万ユーロほどを受け取っている。ウォンに対しユーロが下がっており大きな損失を受けた。Yシステムの社長は「財務計画が完全に狂った」と話す。それとともに「5月に先物為替ヘッジをしようとしたが、専門家でもなく為替相場の予想は漠々としており断念した。実際に問題が近づいており後悔している」と話した。