【社説】セウォル号解決法、与党と遺族の信頼にかかっている
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.28 13:41
新政治民主連合所属議員が国会議員の存在理由である立法権を放棄し光化門(クァンファムン)へ、青瓦台(チョンワデ、大統領府)へと集まっている。国民のために闘争するという野党の立法拒否のために、松坡(ソンパ)での母子3人心中のような悲劇を予防するため2300億ウォンの支援予算が用意され執行を待っている国民基礎生活保障法案まで足止めをくっている。
宣明闘争という陳腐な名分に引きずられる新政治連合の議員のうち15人だけは立法権を守らなければならないという存在宣言をした。金栄煥(キム・ヨンファン)、卞在一(ピョン・ジェイル)、柳成葉(ユ・ソンヨプ)、張秉浣(チャン・ビョンワン)、趙慶泰(チョ・ギョンテ)議員らは「国会の外に出てはならない」という連名の声明書で「昨年夏に党内の強硬世論の圧力に耐えられずソウル市庁前にテント張りの事務所を設けて3カ月と10日にわたり徹夜野宿して得たものは何か。現在のこの場外闘争も野宿闘争と同様に議会民主主義の放棄として記録されるだろう。われわれと国民の間はますます遠ざかることになるだろう」と警告した。この声明書に参加したファン・ジュホン議員は、「英国を変えることより労働党を変えることがもっと難しかった」というブレア元英国首相の言葉を引用し、「(場外闘争は)朴映宣(パク・ヨンソン)代表の限界ではない。党の構造的限界だ。韓国を改造することと党を改造すること、どちらが実現不可能だろうか」と嘆いた。方向を見失った最大野党を救助する上で場外闘争を拒否した15人の議員が先導することを期待する。