<韓国旅客船沈没>兪会長の遺体、18日間で80%が白骨化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.23 09:39
兪炳彦(ユ・ビョンオン)清海鎮(チョンヘジン)海運会長(73)の遺体は、顔の骨があらわになるほど白骨化が80%進んでいた状態だった。死亡時期や死因さえ明らかにするのが容易でないほどだった。遺体発見の翌日である13日、兪会長の遺体を1次解剖検査した順天(スンチョン)聖カルロ病院のイ・ヨンジク剖検医は「解剖検査当時、ウジや微生物で体の損傷がひどく臓器が残っていないほど遺体の腐敗が進んでいた」として「当時の状態では自殺や他殺の有無を明らかにしにくく、大腿部骨のDNA鑑定を依頼した」とした。高麗(コリョ)大学法医学研究所のパク・ソンファン教授は「兪会長の逃走経路や状況を通じて死亡時期を推測するかもしれないが、遺体の腐敗状態では分かりにくい」と話した。
兪会長が最後に検察・警察(検警)の捜査網に捕えられたのが5月25日だ。この日、検警は兪会長が松峙斎(ソンチジェ)サービスエリア付近の別荘に潜んでいるという機密情報を入手して現場を急襲した。だが救援派信徒は兪会長がこの日、検警の追跡をかわして別荘を抜け出したと主張した。これが事実ならば、5月25日から遺体発見の6月12日までの間に兪会長が亡くなったという推定が可能だ。