【社説】W杯で惨敗の韓国サッカー、協会から改造せよ
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.07.06 13:15
セウォル号沈没事故で韓国の社会が学んだ教訓のひとつは、事故収拾過程も予防に劣らず重要ということだ。事件の再発を防ぐためには誠意を持って透明に原因を徹底的に把握し、責任の所在を明確にしなければならない。指導層は責任を回避せず自分たちの誤りを反省する姿を見せてこそリーダーシップを回復できるということも高い代価を払って体得した教訓だ。
そうした点で洪明甫(ホン・ミョンボ)サッカー国家代表チーム監督に対する大韓サッカー協会の留任決定過程は国民にまた別の失望感を抱かせる。帰国した代表チームに対するサッカーファンからの“あめの洗礼”にもかかわらず、「代案がない」という理由で洪監督を留任させたが、形式と内容は不適切なものと評価されている。執行部の無責任と無能力はもちろん協会の閉鎖的な密室行政がそのまま表われた。