サッカーW杯と共に開幕した韓国の“ビール・ワールドカップ”(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.06.17 16:52
サッカーが好きな会社員キム・チメクさん(35、仮名)。ワールドカップ(W杯)開幕を翌日に控えた12日に買い物に出かけた。毎晩放映される「ワールドカップ・ハイライト」をすっきりした缶ビールとともに楽しむつもりだった。久々に訪れた大型マート(日本のスーパーに相当)の酒類陳列棚の前。キムさんは思わず目を丸くした。「ダークエールビール」「水で薄めていないビール」「すっきりしたラガー」「小麦で作った黒ビール」「正統ドイツ式モルトビール」…。
陳列棚のあちこちに貼られたステッカーとカタログの文面はその意味をいちいち理解できないほどだった。韓国もの・輸入ものを合わせると300種も越えるだろうと思われる製品が赤・黄色・緑など多様な色や形の缶に入って陳列されていた。キムさんは「わずか何カ月かの間にビールの種類が非常に多くなったようだ」とし、「自分の口に最も合う製品を探すために種類別に色々買い物かごに入れた」と話した。