【コラム】従軍慰安婦「第3の声」が必要だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.30 09:04
先週訪韓したオバマ米国大統領が、気の晴れるようなことを言った。朴槿恵(パク・クネ)大統領と共にした記者会見(25日)で、ある記者が「昨日も日本の安倍晋三首相が靖国神社の参拝を正当化する発言をしたが、こうした歴史認識をどう思うのか」と尋ねると、靖国ではなく従軍慰安婦の問題を取りあげて答えた。「韓国の慰安婦に行われたことは甚だしく(terrible)実にひどい(egregious)人権侵害だったとの事実を認識しなければならない」として「女性たちは戦争中だったとしても、衝撃的な形で性暴行された」と話した。日本側をなだめて姿勢の変化を促すような話もした。「私は安倍首相や日本人が、過去が率直かつ公正に認識されなければならないという点を分かっていると思う」。
24年間、私財をはたいて従軍慰安婦問題にかかわってきたキム・ムンスク釜山(プサン)挺身隊問題対策協議会会長(86)も、オバマ大統領のおかけで気がせいせいしたと評価する。「オバマ大統領が強く言ったから、日本人たちはぐっときたのではないか」。米国国内では得たものがないアジア歴訪だったと批判を受けるかも知らないが、オバマ大統領は多くの韓国人の心をとらえた。