韓国、シンガポール凌駕する石油基地を6年以内に構築…世界4大オイルハブに
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.13 13:15
蔚山(ウルサン)と麗水(ヨス)に、2020年までにアジア最大の石油貯蔵施設ができる。石油を貯蔵して韓国と近い中国・日本・ロシア企業に売るためだ。石油が一滴も出ない韓国が石油輸出国に変身するプロジェクトだ。この計画が成功すれば韓国は米国・北欧(ベルギー・オランダ)・シンガポールとともに世界4大オイルハブ(石油取引中心地)として飛躍できる。産業通商資源部は12日、こうした内容の「東北アジアオイルハブ推進対策」を発表した。オイルハブは大規模港湾に石油貯蔵施設(タンクターミナル)・仲介専門会社(トレーダー)・取引所を備えて原油や精油製品を取り引きする石油のデパートだ。
対策によれば蔚山・麗水に民間資金2兆ウォン(約2000億円)を誘致して合計5660万バレル規模の石油貯蔵施設を作る。国内の一日の石油消費量(230万バレル)の25倍に相当する規模で、シンガポールの貯蔵量(5220万バレル)よりも多い。石油取引の活性化のためにグローバル石油仲介会社が韓国に入ってくれば法人税(最高22%)を7年間免除・減免する恩恵を与える。設立後5年は免除され、以後2年間は50%に割り引く方式だ。免除の恩恵がなく設立後5年間の法人税40%減免の恩恵だけがあるシンガポールよりも良い条件だ。