村山元首相、同い年の慰安婦女性に「お元気で」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.12 08:31
植民地支配を謝罪した日本の村山富市・元首相(90)が11日、日本軍の慰安婦被害女性に会った。日本の元・現首相が慰安婦被害者に会ったのは今回が初めてというのが政府の説明だ。正義党の招きで訪韓した村山元首相は、国会で開かれた慰安婦被害女性の作品・遺品展示会に参加してカン・イルチュル、パク・オクソン、イ・オクソンさんと挨拶を交わした。彼はパクさんが自身と年齢が同じだという話を聞いて「私よりはるかに若く見える。いつまでもお元気で」と話した。カンさんが「日本政府は私たちに謝罪をして賠償しなければならない」と話すと言葉なく首を縦に振った。被害女性は2004年に亡くなった故キム・スンドクさんが描いた『咲けなかった花』という作品をプレゼントして「慰安婦被害者を花にたとえた絵」と説明した。村山元首相は慰安婦被害者が日本軍に連行されていく場面が入れられた作品などを見回して「言葉が出てこない」とため息をもらしていた。
これに先立ち正義党議員との懇談会で村山元首相は「韓日関係がなぜこのような状況になったのか分からない」として「両国は長い間の歴史的関係と共通点を持っている。心から信頼して交流し、胸襟を開いて対話をすれば良い」と話した。訪韓の背景に関しては「私が所属していた日本社民党と正義党が交流してきた関係がある」として「2つの政党が共に直面する困難を一緒に解決していこうという意味で訪韓することになった」と紹介した。社民党は現在、日本の衆議院に1席を保有した小数政党だ。