観光資源も輸入する長崎の「チャンポン戦略」(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.02.11 16:16
テーマは“チャンポン”だ。韓国でもよく知られる「長崎チャンポン」は、この地域の中国移民者が安い海産物をたくさん入れて作った中国式のスタミナ食。日本最初の開港地として東洋と西洋の文化が混ざり合った長崎県の特性をよく表す言葉でもある。柿本敏晶・長崎県観光政策課長は「遺跡では京都や大阪に、繁華街では東京にかなわず、長崎県だけが持つ長所に力を注ぐことにした」と述べた。
中世オランダの街を再現したテーマパークのハウステンボス(佐世保市)や最初にキリスト教が伝播した地域にふさわしく、あちこちにある聖堂・教会などキリスト教遺跡を代表的な観光商品とした。最近はランタンフェスティバルを県予算で積極的に支援し、昨年済州から輸入したオルレまでオープンし、本格的な観光資源輸入時代を開いた。長崎県の代表的な食べ物もほとんどが輸入品だ。中国から入ったチャンポンのほか、長崎カステラ、黒カレーなどだ。