韓国が踏み出せない遠隔診療、世界では巨大市場の主導権争い(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.14 10:53
韓国政府の遠隔医療推進計画が開始する前から暗礁に乗り上げている。これに対し米国や英国などは韓国ほどのITインフラがない状況でも遠隔診療を契機にITと医療サービスの融合を多様に進めている。国民が医療サービスを簡単に利用できるようにすると同時に、4年後には500兆ウォン(約48億円)規模に急成長するとみられるこの分野で主導権を握るためだ。
保健福祉部は昨年12月に遠隔医療の範囲を縮小し修正案を出した。開業医で風邪のような軽症疾患と糖尿・高血圧の慢性疾患患者を中心に縮小して始めようということだ。これに対し大韓医師協会が3月初めの集団休診を推進しながら強力に反対している。特に開業医らは遠隔診療があふれれば良い設備と人材を備えた大型病院に患者が偏るものと心配する。同じ理由で2010年にも政府の遠隔診療推進計画は失敗に終わった。