◆「影響ある」

今回の事件が少女時代の人気に影響を及ぼすだろうという意見もある。折しも今月中旬に国内カムバックを予定しているタイミングでは、ニューアルバムの成否にはいつにも増して関心が集まる。

アイドルグループにとって公開恋愛はいまだにタブーだ。アイドルを代表するような存在である少女時代もやはり例外ではない。特にスヨンの場合は、昨年チョン・ギョンホとの２回にわたる熱愛説に否認を貫いた。嘘をついていたことが分かるとファンたちが体感する衝撃もやはり２倍だ。少女時代は２００７年のデビュー後、人気においては他のガールズグループの追随を許さなかった。それだけイメージも良くてアンチもいなかった。だがガールズグループのメンバーの恋愛は人気にそのまま直結する。大衆の視線は寛大になったが、ファンたちにとっては状況が違う。先行する２人のメンバーに続き３人目の熱愛説が出てくれば「危機」が本格化する可能性もあるという指摘だ。

アイドルの「恋愛発覚」が、グループに悪影響を及ぼした事例は多い。Ｗｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓのソネは、一般人のボーイフレンドとの恋愛を認めてまもなく結婚した。そしてＷｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓは解散への道をたどった。Ｇｉｒｌ’ｓ　Ｄａｙのヘリも大先輩の歌手トニー・アンとの恋愛発覚から別れるまで人気が停滞した。ＫＡＲＡのハラもやはり一度の恋愛発覚と数回の熱愛説で精神的な苦労が激しかった。グループ解散と所属事務所との再契約をめぐりさまざまな憶測が流れるＫＡＲＡの雰囲気と絡んで、より大きな話題に上がっていた。ＩＮＦＩＮＩＴＥのエルはネットユーザーによって恋愛の事実が公開され、否認で一貫したものの再び認めるまでファンたちから多くの非難を受けた。

芸能人の恋愛はもちろん罪ではない。だがファン層の大部分がまだ感受性が鋭敏な１０代である点を考慮すれば１回の熱愛説が致命傷にもなりうる。あるガールズグループのマネジャーは「少女時代はあまりにも完ぺきなガールズグループのイメージを作ってきた。その間に少し騒がしい問題もあってセクシーイメージを強調していたならば、むしろ大きな衝撃もなかったかもしれない」としながら「交際が発覚しただけに、今月リリースする新曲のステージへの関心はどうしても大きくなる。少女時代ならではの差別化した音楽性とパフォーマンスがより一層大切になる時」と話した。


「フォーリンラブ」の少女時代…人気への影響は？（１）