現代グループが金融系列会社売却、3兆3千億ウォン調達
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.23 09:32
現代(ヒョンデ)グループが金融業撤退という高強度のカードを取り出した。3兆3000億ウォン(約3231億円)台の流動性確保と市場の信頼回復のための非常処方箋だ。現代グループは22日、現代証券の売却などを通じ3兆3000億ウォン台の資金を調達する内容の自助計画案を発表した。核心は現代証券と現代資産運用、現代貯蓄銀行の一括売却だ。1977年に国一証券を買収して証券業に参入してから36年で金融業から完全に手を引くことになったのだ。
現在現代グループが保有する現代証券の株式は現代商船が保有する普通株25.9%と優先株13.57%、現代証券の自社株(普通株9.83%)だ。市場価格は4000億ウォン程度だが、経営権プレミアムを追加して金融系列会社2社の追加売却まで考慮する場合、総売却額は7000億~1兆ウォンに達するとみられる。現代グループは売却速度を高めるため特定目的会社(SPC)を設立した後、この会社を通じて金融3社を一括売却することにした。SPCは内外の投資家を物色し3社の資産を一括で譲渡する仲介機関の役割をすることになる。だが、実際に適正な価格で売却できるかは未知数だ。ユジン投資証券のソ・ボイク研究員は、「ウリィ投資証券や大宇証券など大手証券会社が売りに出されているため現代証券の価値は相対的に下がっている状況」と話した。