「金正恩執権後の国政戦略に一貫性はまったくない」(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.12.22 12:54
――金正恩が青瓦台(チョンワデ、大統領府)に脅迫文を送り挑発を示唆したりもしたのではないか。
「金正恩は叔母の夫の粛清過程を堂々とテレビに公開し、裁判直後にこれ見よがしに処刑してしまった。また、父親より現地指導をはるかに多く行ない、その内容もすぐに公開するなど、本人が前面に出て何かを見せることを好む。融和攻勢と対南脅迫を並行するのはこのように自己誇示が好きな金正恩特有のスタイルのせいではないかと思う。恐怖政治をしながらも前面に出ることを避け、粛清の責任も他人にかぶせた父親とはかなり異なる。問題は金正恩がそうしたスタイルのために叔母の夫を過度に厳しい方式で粛清することにより暴君のイメージがとても強く印象づけられた点だ」